第55回情報科学若手の会で広告とユーザー体験に関する発表をしました
第55回情報科学若手の会に参加し、発表をしてきたので記録に残します。
情報科学若手の会とは
以下の通り、情報科学に関係する様々な人たちがざっくばらんに交流する会です。過去の開催報告からもその多様さを伺い知ることができます。
情報科学若手の会は次の3つを目的とした、情報科学に携わる学生、若手研究者、社会人のディスカッションと交流の会です。 活発な討論の中から若手研究者ならではの斬新な発想を生み出し、情報科学・情報工学の新しい可能性を考え、将来の夢を語り合う。 専門分野だけでなく情報科学のさまざまな分野で活躍する若手どうしの討論を通して視野を広げる。 専門分野にこだわらず、情報科学の全般に渡る若手研究者の横の繋がりを広げる。
なんと50年以上も続いている(!)ということで、情報科学分野の集まりとしてはかなり歴史があるものなのではないでしょうか。
参加経緯
会社の新卒向けに「発表興味ある人がいたらスポンサーを検討するがどうか」とあり、「お、これは発表ドリブンで勉強する良い機会かも」と思い立候補して参加することになりました。以前から存在自体は知っていたというのもあります。
発表内容
Speakerdeckに発表資料をあげていますので、よろしければご覧ください。
ユーザー体験の良さと収益性の向上をどうやって両立したらいいのかなーと思って、色々調べた内容を発表しました&資料を公開しました #wakate2022 https://t.co/oBMidFF7Bj
— るいす (@kuri8ive) 2022年9月24日
この資料を作るにあたって多くの広告関連論文を読んだため、目論見通り良い勉強になりました。発表ドリブンで、かつ資料を公開する前提で勉強すると「下手なもの作れないな…」というプレッシャーがほどよくあって良いかもしれません。
今回は(たまたまらしいですが)低レイヤーに関心のある方が多く、内容めっちゃ浮いてるなー大丈夫かなーと不安だったのですが、Discordでかなり質問など頂けて面白がってもらえて良かったです。また、広告に関連する研究を推進されてるしゅんけーさんからも良い感じだったと言っていただけたので、この分野に関係する人にもなんらか役立つものにできたのかもしれません。
@kuri8ive san の資料とても良かった!広告消費行動まわりの論文で知らない話が多くて勉強になりました / ユーザー体験を毀損せず収益は向上させる広告を実現したい - Speaker Deck https://t.co/T06eYgW1h6
— しゅんけー (@shunk031) 2022年9月24日
感想など
KDD2022論文読み会準備等を並行していたこともあり一緒に参加した同期のむさしんくんほど懇親会には参加していないのですが、それでも普段接することのない分野の方々とワイワイ議論できて楽しかったです。 line.connpass.com
また、招待講演では植山さんによるmold開発の裏話や竹迫さんによるR&D組織開発の話などを聞くことができ、こちらもまた興味深かったです。お二方の知識の広さ深さに圧倒されていました。
その他、初日夜にはStable Diffusionを使った交流イベントがありまして、かなり盛り上がって楽しい時間となりました。自分が作った中で一番のお気に入りを貼っておきます。(宇宙猫に近い画像を作る、がお題)
おわりに
会の目的通り、多様なバックグラウンド・興味を持つ人々で交流できるイベントでした。オフラインはもちろん楽しいと思いますし、「いきなりオフラインはハードル高いなー」という方はひとまずオンラインから参加してみてはいかがでしょうか。