kuri8iveにいきてこ。

仮面ライダーになりたい。

LINEにデータサイエンティストとして新卒入社して3ヶ月、楽しいと感じる理由を書き出してみる

こんにちは、@kuri8iveです。読み方は「クリエイティブ」です。特に創造性が豊かではないです。

2022年4月にLINEにデータサイエンティストとして入社して、無事試用期間を生き延びたので振り返りを書いてみようという次第です。まだよちよち歩きですが、よちよち歩きの今の心情は今しか書き留められないと思うので。

入社からの3ヶ月は、1ヶ月弱が全体研修、1ヶ月強が技術職研修、1ヶ月が配属先でのお仕事という配分です。また、今のところ楽しめているのでなんでそう感じるんだろうといいうのを書き出した内容になります。

全体研修が楽しかった

入社してしばらくは全職種の新卒で研修がありました。まずこれが楽しかったです。日報に書いてる所感を拾ってみると、

  • 「マナー研修、学生の頃はめっちゃ虚無なのかなと思ってたけど思ってたより全然悪いものじゃなかった。人生のどこかで通過した方がいいものだろうし、通過するなら今だろうし、良い経験になったと思う。同期グループで話す時間が割とあって、ずっと聞いてるだけじゃなかったのが良かったのかも。」
  • 「書き方講座、伝え方研修、実践的でめっちゃよかった。定期的に見返すなどして身につけたいことがいっぱい。」
  • 「技術講義もよかった。弊社の新卒研修、自分は割と満足しているなー。実際の仕事の場面を踏まえてやるものが多いと思うし、年々改善されてるんだろうなというのが感じられる。ナイスですね。」

最後のハッカソンは開発ほぼ未経験者だったのでかなり不安だったんですが、技術面での要求がキツくなかったので意外と戦力になることもでき、なにより営業職・企画職の同期ともワイワイできたのが良かったです。

  • 「とにかくずっとワイワイ楽しくやれたのがめちゃ良かった。お互いのことを尊重しつつ、職種の垣根を越えて取り組めたし、良いチームだった。」

技術職研修も楽しかった

4月下旬頃から5月末まで技術職としての研修がありまして、これも楽しかったです。最初に技術職向けの部署説明会があり、読みやすいコードの書き方研修(※データサイエンティスト職は参加任意)があったのち、1ヶ月ほどAndroidアプリ開発を行うという流れです。(以下、4年前の記事ですが概ね流れは同じなので参考のため貼っておきます。)

engineering.linecorp.com

開発ほぼ未経験ゆえ当然のようにAndroidアプリ開発は全くの無知で、Android Basics in Kotlinで勉強したり詳しい同期に質問投げまくったり、ひいこら言いながらなんとか頑張っていました。

後半はクライアント側の実装からは離れてアーニャ機能をメインで担当したため、これまでの研究生活で得た知見を活かすことができ炭治郎さんもニッコリしてくれました。

業務と全然関係はないのですが、こういう機会でもないとソフトウェアエンジニアがどんな感じで仕事してるか見当がつかないままだと思いますし、大変だったとはいえ良い経験になったなーと感じました。アプリ開発の各タスクにどういう難しさがありそうか、以前よりは想像できるようになったはず。

先ほどの全体研修も含め、人事の方々の頑張りを感じる新卒研修でした。

配属先の先輩方・上司とウマが合う

6月に入って部署に配属され、私はAd Data Scienceチーム所属になりました。

engineering.linecorp.com

仕事が楽しいかどうかは、職場、特に日常的に接する数人の影響が大きいと思っていて、運がいいことに配属先の先輩方・上司とすごくウマが合うなと感じています。

こういう風になりたい!とか、これはこういう理由からこのように変更するのがより適切だと思います!とか、主張が比較的あるタイプの人間だと自認しているのですが、上司はそれを実現するために必要な道のりや優先順位の付け方などをいい感じに助言してくださっています。それを受けて週次目標を修正するなどして具体的に行動に反映できているので、一人で何もかも頑張る場合よりも目標達成に近づけている実感があります。

また、"言語化の鬼"と二つ名をつけられるくらいにはSlackやWikiにひたすら頭の中身を書き出しているのですが、困りごとを書くとすぐコメントやアドバイスを頂けていることにもありがてぇ〜〜〜となっています。雑談も活発で、ワイワイしつつもしっかり仕事には取り組む雰囲気がかなりいいです。めちゃいいです。

やりたい!と声を上げて動けば自由にやらせてもらえている

担当サービスの抱える課題や自分の興味を踏まえて「こういうことがやりたい!」と主張したり進めていたりするのですが、びっくりするほど自由にやらせてもらえています。「止まるんじゃねぇぞ…」って幻聴が聞こえます。もちろんまだ配属してから日が浅くプロジェクトをいっぱい抱えているわけではない、という状況は十分加味する必要はありますが、基本的に声あげて主体的に動くことは推奨されている文化なのかなーというのが体感です。

先日も、他サービス担当の方がお困り投稿していたところに「こういうのありますよー」と情報提供したのがきっかけで部署の勉強会で発表することになりました。会社の色々なサービス担当の方のお役に立てるテーマかも?と思い勝手にシリーズ物を始めたのですが、特に止められていません。発表後も「うちのサービスに応用するとしたらこの辺はどう実現するか?」という話題でちょっと盛り上がったりしていて、たぶんこのスタイルでいいんだろうなーと思ってこれからもガンガン行きたい気持ちがあります。

失敗を活かせている

以下の記事内の「どうすればよかったか」を習慣化できていて、改善できている気がするので楽しいです。具体的には、2つ前に書いたように週次目標のように比較的短期の目標を長期のものとは別に設定したり、予定をある程度ブロックしたりしています。ただまぁこれは会社関係ないですね…笑

kuri8ive.hatenablog.com

役に立っている実感がある

インターンにはいくつか参加させていただけましたが特に目立った成果を残していないですし、大学院にいたっては研究成果を全く残せなかったので、私の存在意義とは…?となるようなレベルでした。が、勉強会の件もそうですし、私が調べた情報ベースでのアイデアでプロジェクト進めてみようかとなっていたり、ぺーぺーの新卒でも役に立っている気がする場面が時々あって、こんなに嬉しいことはないです。

勉強すること考えることがてんこ盛り

LINEの各プロダクトはこれまで様々に改善されてきましたが、まだまだたくさん改善の余地が残っています。なので、どこをどう改善するか考えることは山のようにあり、それに伴って勉強すべきことも盛りだくさんなのですが、考えたり勉強したりアイデア出してみたり議論したりすることが非常に楽しいです。楽しいので他の趣味に割く時間が減ってます。買ったばかりのバイクどうしましょう。でも楽しいのでOKです。早く半人前を脱したいという焦りもないわけではないのですが、総合的には分析なり広告なりの勉強をしたり考えたりするのが楽しくてやってしまうというのが大きいですね。

おわりに

タイミングが合わず内定者バイト等に参加することができなかったため、入社を決めた時は不安もかなりあったのですが、結果として楽しく仕事ができている幸運に感謝することしかできません。とはいえ、まだ半人前もいいところなのになに呑気なこと言ってるのって感じではあるので、たくさん学び力をつけ、自分の力でユーザー体験向上や収益改善を実現できるように精進していきたいです。

大きいIT企業ばかり受けた22卒の就活記録

こんにちは,@kuri8iveです.後世の誰かに何かしら役立ててもらえることを願って就活記録を残しておきます.

一言で言うと

リクルートの選考を辞退し,AmazonGoogleIndeed,メルカリに落ち,MicrosoftとLINEで悩みLINEに行くことにしました.

私について

だいたいHPにあるのでご参照ください.少し補足すると,

  • プログラミングやコンピュータサイエンスの学習は大学入学時からのスタート
  • 特に趣味プログラミングで何かを作っていたり,AtCoderやKaggle等を頑張っていたりはしない

といった感じであり,また特筆すべきスキルは持っていません.先輩がおっしゃっていた「ぶっちゃけ日本のメガベンチャーなら,一定レベルに達してる人間は選考で落ちない気がする」を踏まえると,一定レベルに達していない人間ということになります.

ふわっと方針

だいたいこんなことを考えていました.

  • 就活サイトには登録せず直接応募のみにする.
    無限メール編は避けたいため.
  • 同時進行は3社まで.
    研究や授業と並行しながらたくさん就活できるほどの体力・精神力がないため.
  • データ分析職かその支援をする仕事をメインで検討.
    目指したい世界観に近づけるために必要な力を養えるかなと思うため.
  • 完全に技術一本というよりはある程度ビジネス側との接点があるポジションが良い.
    将来的にはビジネス側へのスイッチもあるかなと考えているのと,そうでなくても複数の立場の人で共同して取り組む仕事に就いてみたいため.
  • シード・アーリーステージのベンチャーはなし.
    何もないところに放り出されたとして,労働基準法を守りつつ即戦力としてやっていくだけの力がないため.
  • 国際的な環境希望.
    日本が沈没しても生き延びるため.
  • ちゃんと実力をつけられるところ.
    会社や部門が突然消えてしまった時にお先真っ暗になると辛いため.
  • お給料が高いのは加点大.
    多額の借金返済があるし,妹の学費も出してやりたいし,実家に仕送りする必要が出てきそうなため.
  • 「X月△日までに内定承諾なければ取り消し」と選考結果が出揃う前にXデーを設定されたら即辞退する.
    納得した上で入社した方がお互い幸せだと思うため.
  • 技術ブログなどでのアウトプットあり.
    知見を広く共有しようとする組織が素敵だと思うため.
  • 論文も出していると嬉しい.
    いつか博士後期過程に進学するかもしれないし,そうでなくても最先端の知見の源泉と近いところにいたいため.
  • 人事が面接をしないところ.
    ある職種への適性やポテンシャルはその職種の人かそのマネージャーにしか測れないと思うため.
  • 電車通勤を回避可能.
    小さくて軽いので満員電車では宙に浮いてしまうため.

ざっくりスケジュール

  • 2020年4月
  • 2020年5月
  • 2020年11月
  • 2021年1月
    • LINE応募
  • 2021年2月
    • Amazon応募&オンラインテスト&不採用
    • Google応募&書類選考
    • LINEコーディングテスト&技術面接
  • 2021年3月
    • Googleオンラインテスト
    • Indeed応募&コーディングインタビュー&不採用
    • LINE最終面接&人事面談&内定
  • 2021年4月
  • 2021年5月
  • 2021年8月
  • 2021年9月
    • メルカリ不採用

各社のあれこれ

選考詳細を書いてはいけないと思うのでふんわりです.受けた順に書きます.

Microsoft

職種:一次面接時はクラウドソリューションアーキテクト,最終面接時はカスタマーエンジニア(Microsoft側の都合により変更)

書類選考は自己紹介ページ的なものを提出して行われました.思いの丈を存分に書いている人もいればサラッと書いている人もいて,こう書けば通るよ!と言える点は分からなかったです.たぶんみんな何か光るものがあったんだと思います(?).注意点を挙げるとしたら,応募時点では営業/技術営業/技術という枠組みのどれか,でしか応募できないというところです.そのため,例えば技術営業の中でも技術よりの職種がいいといった希望があるなら書類中で適性やら意思やらをアピールするといいのかもしれません.

一次面接,最終面接はともにマネージャーとの面接でした.私の場合は一次面接ではいくつかの質問を受けましたが,思考の過程を見られてるのかなーという雰囲気でした.最終面接はなんというかゆるふわな感じでした.ただし,インターン同期や内定同期に聞く限り内容はバラバラで担当者によるとしか言えないため,この情報が生きるかというとかなり微妙です.

学類(学部)の時に書類で落ちていたのでまぁ通らないだろうな…と思いつつ出したところ,あれよあれよという間に内定を頂けてしまった,というのが率直な感想でした.また,同期を見るに,各々の志向を大事にしてるのかなーとも思いました.あと,友人や知り合いの話を聞くに内定者へのサポートというか交流は他社よりかなり手厚めのようでした.(内定者期間に何度かイベントを開いてくれました.本社の社員さんを呼んでくれたことも.そもそも承諾前でも内定者のグループに入れてもらえた.)

LINE

職種:データサイエンティスト

コーディングテストはアルゴリズム,データ分析,数学について問われました.手応えは全然なかったです.技術面接ではプレゼンはそれなりに上手くできたかなと感じたものの,質疑の際に「詳しい技術は何かありますか?」と聞かれ, (えっそんなものない…)と思って「特にないですね…」って言って渋い反応をもらうやらかしをしました.(一応その後フォローはしました…)最終面接は内容全然覚えていませんが,割と和やかだった記憶があります.その他,選考自体には関係ないようでしたが人事面談というものがあり,就活状況などを聞かれました.

Microsoftとは違ってインターン未参加いうこともあり,こちらからお願いして社員さんとお話する機会を2度ほど設けてもらいました.また,人事の方にはたくさん質問も投げました.全体的に丁寧な対応で印象が良かったです.

Amazon

職種:ソフトウェアデベロップメントエンジニア

書類の後に2段階のオンラインテストがありました.新卒選考ではそこで落ちてしまったのですが,冬インターン選考と同じような形だとすると最後は英語でコーディングインタビュー複数回かと思われます.受けた範囲で言うと,オンラインテストに実際の就業の様子を模したシミュレーションゲーム的なパートがあり面白かったです.冬インターンではなぜか最終面接まで行けたのでどうにか行けるかなと思いましたが,冬がビギナーズラック的な何かなだけでした.

なぜソフトウェアエンジニアなのかというと,推薦システムに興味がある者としてはやはり最先端(?)の推薦システムの中身を覗きたいと思ってしまったからです.ご縁はありませんでしたが.

Google

職種:アソシエイトカスタマーエンジニア

オンラインテストは半分が国語算数,半分がクラウドやらウェブ開発関連のクイズで,全部英語でした.その後面接が3回あり私はその1回目で落ちました.初回の面接は模擬お客さん対応的なものと知識クイズでした.模擬の方は結構鋭い質問が飛んできた印象があります.クイズの方ではウェブ開発関連が出題範囲なら当然知っとかないとねと言える用語の意味を聞かれ,頭真っ白になって固まってしまったので終わりました.

全体的に,当該職種に求められる要素を実直に問うているなと思いました.

Indeed

職種:ソフトウェアエンジニア

書類応募の翌日に人事の方から連絡が来て日程調整をしました.早い.その後,アメリカ在住のエンジニアと英語でコーディング面接をしました.

英語使って推薦関係の仕事が出来るかもと思ってダメ元突撃でしたが,英語力もコーディング力もなさすぎて完全敗北でした.準備不足.

リクルート

職種:データサイエンティスト

書類の後にGitHubを使ったコーディングテストがありました.

研究発表準備や授業の課題のタイミングが重なってしまったため辞退しました.関係者のみなさま申し訳ありませんでした.インターン選考では通算5回落ちていますし,縁がないのかもしれません.

メルカリ

職種:データアナリスト

一次二次ではそれぞれマネージャーの方に自分の研究の話とかメルカリアプリの改善アイデアとかを話した気がします.(うろ覚え)次に,三次選考としてインターンに参加しました.四次面接では現在の困りごとに対する解決策を問われました.

不採用通知のあとマネージャーと人事と3人でフィードバック面談をしました.サイレントお祈りなんてものが蔓延る中で,何が足りなかったか教えてくれるのは親切だと思いました.フィードバックの範囲で言うと,四次面接での回答は自分でも不十分だと思ったので落ちたのは納得でしたが,落ちた主な理由の一つにインターン成果の不十分さが挙げられていてちょっとびっくりしました.(成果が不十分だったこと自体は私も同感で,スケジュール管理が適切ではなく評価の際に重視されたであろう部分への時間配分が少なすぎました.なのですが,四次面接に進んだのでてっきりクリアしたのかと…)

就職先の決定理由・迷った理由

最終的にMicrosoftのカスタマーエンジニアではなくLINEのデータサイエンティスト就職を選んだ理由・迷った理由を並べます.

決定理由

  • 仕事内容
    Microsoftの方の職だと自分が取り組みたい内容よりは一歩二歩段階が手前のことが多いかなと感じました.その内容も必要とされるものですしやりがいを感じられそうでもありましたが,自分が一番にそれをやりたいのかと言われると違うかもという気持ちになりました.
    また,直近で身につけていきたい力が身に付く(というより業務上求められる)のがLINEかなと思ったというのもあります.5,10年後はあまり想像できないものの2〜3年後の自分であればある程度具体的に考えられると思っているので,両者のJob descriptionを見比べたりインターンの経験を思い返しどちらの方向にパワーアップした自分に直近ではなりたいかを考え,上記の結論に至りました.
  • 先のキャリア
    クラウドのサポートのお仕事だとGCP / AWSのような同業他社の近い職種には移りやすそう(なイメージ)ですが,他の道があんまりイメージできませんでした.CEのお客さん,例えばメーカーのアーキテクト職(?)のオファーが来たりはするらしいですが.データサイエンティストだとある程度大きい企業であれば同一でなくても近い職種があると思われるため,よりキャリアを広げられうる印象を持っています.最初からN年で転職する,というつもりではありませんが,選択肢があるのとないのは大きな違いだと感じます.
  • 楽しさ
    現時点では手を動かして分析する方が楽しめるかなと思った次第です.例えば,メルカリのインターンや分析インターンというわけではありませんでしたがGunosyでの研究インターンで楽しさを覚えていました.toBのプロジェクトはスパンが長い(と思っている)ので,もしかしたらインターン等では十分にその魅力を体感しきれなかっただけかもしれません.
    また,様々なプロダクトにおける取り組みがData Science室内で共有されていると聞いています.各所での発表資料などを見るにLINEには多種多様な分析プロジェクトの経験値が蓄積されているように思いますし,技術的・ビジネス的に歯応えのある取り組みがなされているのかなと思いとてもワクワクしました.

迷った理由

  • 実力
    正直自分が即戦力としてやっていけるとは考えられません.それは分析職としての経験が少なく,また統計学のように業務で必須の知識も十分には備えていないためです.また,メルカリ不採用もより迷うことにつながりました.なぜなら,各社で状況や求める人物像が異なるとはいえ,一定期間仕事ぶりを見た上で戦力外通告をもらっているためです.一方で,Microsoftの方ではメンターのプリンシパルカスタマーエンジニアの方から適性への太鼓判を頂くことができ,その道数十年のプロに向いてるよと言われる方で仕事をした方が幸せなのでは…?と逡巡することになりました.
    最終的には,少なくともLINEのプロの方々には適性があると感じていただけてる(から内定をいただけてる)のだから自分よりプロの判断を信じようということ,本当に適性を判断するのは数年その道で仕事をしてみてからでいいのかもしれない,といったことから一旦不安を振り切ることにしました.

  • 同期
    先述の通りMicrosoftの方では内定承諾前から内定者でつながることができ交流もそれなりにあったため,この同期と離れてしまうのは惜しいなというのも思い留まらせる要因でした.仲良い人たちと離れたくないなんて子供かってツッコミもあろうかとは思いますが,コロナ禍でろくに人とコミュニケーションする機会がない中,互いの人間性が分かるくらい仲良くなれたことはメンタル面で大いに助けられあっという間に思い入れのある存在になっていたということだと思います.
    最終的には,交流の頻度は減るだろうけど適切な努力をすれば完全になくなるわけではないだろうということ, 「同じ道を往くのはただの仲間にすぎない。別々の道を共に立って往けるのは友達だ。」という囁きが聞こえたので落ち着きました.

  • 英語
    多くはなさそうでしたがMicrosoftの方では業務の中で英語を活用する機会がありそうなのも良い点でした.本社の方とのやりとりもないわけではなさそうでしたし.現状英語圏に放り出されてもたぶん死にはしないだろう程度の英語力しかないため,仕事で使えるかもというのは魅力的でした.
    最終的には,仕事内でなくても英語を活用する機会は作れるであろうこと,まずそもそも英語力をもっと引き上げるところから頑張ろうねとなりました.

  • 自社株買い支援制度
    $MSFTを割安で買えるのはうらやましいです.

何が良かったか

就活関連でどういう行動が良かったのか少し考えてみます.

まず,自分の立ち位置の把握に努めていたのが良かったのかなと思います.つまり,それぞれの職種で求められている要素・水準はどういったものでそこと現状の力量とのギャップはどの程度か,可能な限り文書に落とし込む形で把握しようとしていました.そしてうわぁギャップが結構あるなーと思う部分があれば面接でも正直に話しました.実際良かったのかは分からないですが,こうしたことによって面接官のみなさんにとって私という人物の理解・評価が少し容易になったんじゃないかなって思っています.

また,なるべく言語化をしてきたのも良かったかもしれません.拙い文章ばかりですがこのブログもその一つです.仕事をする上で人とのコミュニケーションは避けて通れないため,言語化に対して前向きであるというのは良いシグナルになっていたのかもしれないですね.

いくつかのインターンにお邪魔できたのも良かったです.様々な文化・雰囲気を持つ会社を内側から見ることができたので,「この会社は合ってるのかな…?」という判断を過去の経験と照らし合わせて行うことができました.特に目立った成果がない場合は最初の技術系インターン参加が一つ大きなハードルのように思うので,何も知らなかった学部3年の私にチャンスをくださったRettyのインターン関係者のみなさまには頭が上がりません.なお,インターン探しでは直接企業のHPを覗いていたほかに魔法のスプレッドシートをたまにチェックしていました.

おわりに

需要より(なりたい,も含め)供給過多に見えデータサイエンスを学んだ中高生がこれから量産されようとしている中,データサイエンティストになるという選択は筋が良いとは言えないかもしれませんしこの先生き残れるか非常に不安ではありますが,自分の内面とよく対話して決めたのできっと後悔しない良い選択をしたと思います.これからたくさんのことを学び続けて着実に力をつけ,世の中に価値提供していけるように頑張りたいです.

参考にすればよかった文献

こちらのブログ素晴らしいですね,就活前に読んでおけばよかった.

なぜ私の修士課程は失敗に終わったか

こんにちは,@kuri8iveです.修士課程が失敗に終わったので,なぜそうなったかとどうすればよかったかを書きます.反省文です.

本稿における「失敗」の定義

先日の記事 kuri8ive.hatenablog.com でも書いたように,元々D進も見据えつつの修士進学だったということもあり,「海外D進用奨学金の最初の締め切りラッシュがある & 国内D進の試験(夏)がある夏頃までに査読付き国際会議論文採択1本以上」を目標にしていました.しかし,修論を出した今になっても投稿すら出来ていないという惨状であることから,清々しいほどに「失敗」です.(ここではその定義の良し悪し等については議論しません.)

なお,失敗だったからといって修士進学を後悔しているわけではありません.得たものも多くあると思っています.ただただ,自分の至らなかった点を整理して今後の人生で活かすために見つめ直している次第です.

なぜ失敗したか

失敗要因と自身で認識していることについて書きます.

取り組み時間の絶対的な少なさ

そのまんまです.他のいろんな失敗も取り組み時間がもっと多かったらどうにかなっていたものも多いかと思っています.コツコツ取り組むことができず,かなりムラがありました.

実装力・デバッグ能力の欠如

とにかく実装力・デバッグ能力がなく,バグが取れなかったり意図したものを生成できていなかったり,実装面で詰まることが多すぎました.もちろん実装も研究の一部分ではあると思うのですが,アイデアの検証等ではなく思った通りの挙動をしないことへの対応にリソースが割かれすぎてしまい,メンタル的にも辛かったです.何をしてるんだろう,という.

指導教員の活用不足

(博士課程にいたわけではありませんが)こちらのツイートは全くその通りだと思います.私の失敗は,意味のある多様なxを継続的に入力できなかったことです.先生は研究会でもその他の時でも素早く的確なf(x)を返してくださっていたため,もっとxをアクティブに入力していればと思わずにはいられません.

メンタルヘルスマネジメントの失敗

(↑ツイートの煮詰まるは行き詰まるの意味で使われているものとして書きますが)研究が行き詰まった時の逃げ場やリフレッシュ方法(というよりは気持ちの割り切り?)を確立できなかったのも一因だと思っています.ゲームをしたり動画を見たりしていても,「進捗出せていないのに何してんの?」という内なる囁きが聞こえてきてしまい,息抜きしているはずなのにしっかりリラックスできないという状態になることが多々ありました.

集中力のなさ

文字通りです.作業BGMとして流していた動画に気を取られてしまったり,作業中に来たメール対応をしてしまったり,集中力に欠ける場面があったことは否定できません.

どうすればよかったか

どうすれば失敗せずに済んだか,思いつくことを記します.

時間の使い方を明確にする

時間の少なさ・集中力のなさに対応します.研究の時間はそれ以外の全てをブロックする,といったように時間の使い方を明確にしていれば良かったなと思います.研究室にはほぼ毎日通っていたのでそのことも利用できたかもしれません.例えば研究室にいる間は機内モードにする,特定の位置の時に指定のWebサイトへのアクセスを不可にするサービス(確かこのようなものがあった気がします)を使う,といったことを習慣にしていればだいぶ変わったかもしれません.

初期に使い方をガッツリ覚える

実装力の欠如に対応します.研究でお世話になるものの使い方を初期にしっかり覚えておけば,もっと時間を有効活用できたんじゃないかと思います.例えばPyTorchのtensor周りについて,都度調べるより一旦まとまった時間を確保して頭に入れておけばその後の作業効率を改善できたのではないかという気持ちがあります.

意識的に接点を増やす

メンタルヘルスマネジメントの失敗に対応します.もっと接点を持っておけば良かったです.オンラインでもいいので趣味のコミュニティを探して入ってみる,興味のある技術のSlack等に参加してみる,がパッと思いつくものです.実際には交友関係が狭い上に,コロナ禍ということもあり人との交流が(少なくともオフラインでは)大幅に減り,研究室や内定先以外の人とは交流がない期間が長くありました.もっと自分の心のケアに向き合う必要があったと思います.一定程度までの社会的相互作用は幸福度を向上させるらしいですし,孤独の負の影響を踏まえて行動しておくべきでした. pubmed.ncbi.nlm.nih.gov

代替タスクを用意する

時間の少なさ・メンタルヘルスマネジメントの失敗に対応します.最優先タスクがなかなか進まない時に,息抜きがてら代わりに進めるタスクでも予め用意しておけばよかったなと思います.もし実装に詰まっていたとしても,関連研究を探して論文を読んでみたりその時点で書ける部分の内容を執筆してみたりすることは,実装とは独立に進められるはずです.

成果目標以外にプロセス目標を立てる

メンタルヘルスマネジメントの失敗に対応します.研究というものが不確実性を持つ以上,論文投稿は(半人前の研究者見習いには)どちらかというと成果目標だと考えます.そのため,私のように上手くいかない期間が続くと一向に目標が達成されないという事態は容易に起こり得るはずです.そこで,週に論文を○本読むといったプロセス目標も用意していれば良かったなと思いました.頑張ってはいるけれど全く目標に達しない,が続くよりは,目指す成果そのものではなくとも何かしら日々達成しているしちゃんと前進しているよ,というメッセージを脳にフィードバックしていれば良かったです.研究活動をする→達成感が得られる,のような前向きな紐付けが必要でした.(上手くいっている場合は自然と得られるかと思います.)

目標を分割する

メンタルヘルスマネジメントの失敗に対応します.前項目と近い話ですが,小さく分割した目標も設定していれば良かったです.達成感を得やすいことがポジティブに働くからか,当初の目標値を半分にした方がそうでない場合より63%成功できたという話もあるみたいですし.と思ったのですが,進捗報告資料を見返すと一時期までは月の目標を設定していました.ふわっとしていたのでより具体的な小目標にする,達成したなら一旦ちゃんと満足する(?)といった点が足りていなかったのかもしれません. nextbigideaclub.com

進捗報告の型を作ってそれに従う

指導教員の活用不足に対応します.↑で言及があったように,指導教員にアクティブに良い入力をすることが研究を進める上では大切です.そこで,こういった内容が共有されれば次のアクションについて議論しやすいな,と言えるような項目を整理して,毎回その型に従って進捗報告をしていれば良かったかもしれません.同じ進捗であっても,複数の観点からの見方を提示したり次の想定アクションと予想される結果を付言したりといったことができていれば,聞く側もより協力しやすかったはずです.

おわりに

俺の屍を越えていけ.

博士後期課程に行くか延々悩んだ結果やめた

こんにちは,@kuri8iveです.
進学を検討していた背景ややめた理由などを書き留めておきます.

一言で言うと

なぜ博士後期課程進学を検討していたか

身近に尊敬できる博士がいた

指導教員である早瀬先生北川先生馬場先生のみならず,学部時代の研究室の先輩である伊藤さんインターンでお世話になった笹川さん西場さん関さんなど,周囲に博士号保持者がいたのが大きかったです.諸先輩方のことを私は大変尊敬していて,ああいう風になってみたいな,というのが契機となったのは間違いありません.また,しゅんけーさんusait0さんのような博士後期課程在籍者のご活躍ぶりに大いに刺激を受けていたというのもありました.(usait0さんは2020年時点では学部生でしたが)

研究のプロセスが好き

良い問いを立て,問題を解決可能な形に整理し,適切に検証する,というサイクルが(できるわけではないが)好きだというのもあります.かつ,このサイクルで必要とされる一連の能力をもっと鍛えたいと思い,それに適した選択肢であるとも思いました.

また,自身の能力不足で上手くいかないことが多いのは心底辛いですが,研究のプロセスそのものは比較的楽しめているんじゃないかなと思っていました.

研究コミュニティが好き

立場関係なく,問いと解決策について議論してより良い知見を残していこうとする研究コミュニティの雰囲気が好きです.そこまで何か貢献できたわけではありませんが,多少関わっただけでもより力をつけて面白い話題を提供できるように研究精進したいなと思うには十分でした.

じっくり学問と向き合う時間を確保できそう

博士前期は授業やインターン,就活等でやはり忙しかったです.働き始めるとなかなか取れないであろうじっくり学問と向き合う時間を確保するために,博士後期進学はありなのではないかと思っていました.

小さくとも世界一詳しい領域を持ってみたかった

私は良くも悪くも興味が発散しがちで,故に知識も広く浅くなってしまうタイプだと自認しています.そのため,専門性というものを得たいという気持ちがありました.もちろん博士後期に進学する以外に仕事で成果を出す等でも専門性は身につけていけるとは思いますが,おおよそ世界共通の専門家の証である博士号を得られるほど精進するというのはその有力な選択肢だと感じます.

国外就職の可能性を広げられる

前項目にも関係しますが,国外就職を真面目に検討する場合博士号を持つ方が有利だというのも理由の一つです.例えばアメリカであればO-1ビザの取得が視野に入ってくると思います.国外就職における最大の障壁は就労ビザだと思うのでこの点は魅力的でした.

今なら身軽

修士から直接の進学を検討していたのは,今であれば身軽だからという点もあります.例えば配偶者ができ子供を育てるといった状況になれば,進学はかなり険しいものになると思います.興味があるなら行けるうちに行っておけというのも一理あると感じていました.

検討するにあたって何をしていたか

話をたくさん聞いた

研究を進めたり学振提出の研究計画立案のための下調べをする以外にはこれをしていました.具体的には,研究をしている/関係ない業務をしている博士の方,博士後期課程在籍者の方,博士後期課程進学を検討したけど就職した方など色々な方にお話を伺いました.これによって,様々な視点を踏まえて考えられたかなと思っています.お世話になったみなさま,その節はありがとうございました.

ブログを読んだ

この記事の一番下に並べたブログ等を読んでいました.

本を読んだ

この辺りの本も読んでいました.

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なぜやめたか

心身健康な博士後期課程生活を送れる気がしなかった

まず,博士前期課程の間に全く成果を残せず研究能力のなさを実感したという点があります.そして,そんな実力では博士後期課程を平穏には乗り切れないだろうなと思うに至りました.成果が出せず,(学振等が得られなければ)借金は増えるばかりだとしんどいだろうなと感じます.Natureの2019年の調査でも,36%の学生が研究活動を原因とする不安障害や抑うつ症で相談をしたことがあるそうですし,朝から晩まで研究のことだけできれば幸せというタイプでは自身はないかなと思うので余計に不安を覚えました.

こう言える自分が想像できませんでした.

内定と学振(かも)では比較できなかった

M2の4月時点で内定を得られたのも大きかったです.仕方がないことかもしれませんが,一般的に内定が出揃うタイミングでは学振等の支援制度はまだ結果が出ないため,同列視できませんでした.運が良くても年間240万円運が悪ければ再び奨学金生活なのか,確実にそれ以上を頂けるのか,後ろ盾がない私には十分すぎる差に思えました.既に700万円ある借金を1000万に増やすのか減らすのか,気分としてはシックス・ポインターでした.

また,こちらにもあるように,就活に苦労する学生も多い中で自身のことを欲してくれる企業があるんだ,というのは大きかったです.例えば国際会議に論文をバンバン通せていたら研究の世界からも欲してもらえてるなと思えたのかもしれません(?).

学振を取れると確信できるテーマを考えつけなかった

私はいろんな価値観や研究スタイルに触れてみたいという気持ちがあり,かねてから学部修士博士は行くとしたら全て違う研究室にしようと考えていました.そのため,博士後期に進学するとしたら修士の延長線ではない研究計画を練り実行するつもりでした.が,自身の力不足により学振を取れると確信できるほどの研究計画を立案できませんでした.

妹に借金させたくなかった

私には現在高校生の妹がおり,遠くないうちにおそらく大学に進学するかと思われます.が,我が家の経済状況を鑑みれば私と同じように借金(かそれなりの時間バイトに費やすこと)は避けられないのが現状です.それどころか親の定年を考えると今より厳しくなることが想定されました.当然,できるなら借金はさせたくありません.そんな中,良い待遇の内定をM2の4月時点で頂いており,借金をあまりさせない程度に仕送りができるかもしれないという点から大変魅力的に映りました.一方進学して近い水準の待遇を得るのは私の実力からするとほぼ不可能に思えました.十分な力量があれば支援制度を複数組み合わせるなりテック企業の博士フェローシップなどで好待遇を得ることはできるかとは思います.

alu.jp

仕事が楽しそう

内定先で行うであろう仕事が楽しそうに思えたのはポジティブな理由として挙げられます.力をつけていきたい,掘り下げていきたいと思える領域で仕事ができるのはとても楽しみに感じました.また,研究はその恩恵に与る人とやりとりできるケースは少ないかとは思うのですが,仕事であれば(会社や職種によるとは思いますが)お客さんの反応を間接的にでも感じながら日々取り組むことができますし,それは良いことばかりでないとしても楽しそうに思えました.特に,博士前期の2年間は研究成果を残せなかったために外部からの反応等を得ることがあまりできなかったというのもあり魅力的でした.

その他

結局進学しないことにしたため途中で離脱してしまったのですが,IPSJの予算申請書作成メンタリングは大変素晴らしい取り組みだと思いました.これで助けられた学生は多くいるのかなと思いますし継続されることを願っています.

おわりに

結局のところ選んだ道で一生懸命やることが肝要だし,選ばなかった人生を見ることはできないので,就職先で頑張っていきたいと思います.

参考文献

進路を検討する際に参考にさせていただいたブログ等です.

筑波大学(院)生活で特にお世話になったサービス・お店

こんにちは,@kuri8iveです.もうすぐ大学院を修了する見込みなので,思い出を振り返るついでにお世話になったサービス・お店をメモしておきます.これから筑波大学周辺に住む方の参考になればいいなぁという気持ちです.

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メルカリのデータアナリストインターン参加記録

こんにちは,@kuri8iveです.
株式会社メルカリのデータアナリストインターンに参加させていただいたので,その記録を残します.参加したのは2021年8月の1ヶ月間です.

メルカリにおけるデータアナリスト

メルカリのデータアナリストがどのように仕事を進めているかはこの記事が参考になります.今回のインターンでは,@yaginuuunさんをメンターとして,Analytics Infraチームに所属しつつ主にはRecommendationチームの領分で活動していました.

参加した経緯

まず,分析職としてのキャリアを選択肢として検討していたのが第一の理由です.昨年時点ではインターン / 新卒の募集はなく今年の4月に募集が公開されたので,修士2年夏のタイミングではありますが応募し参加することにしました.(私が応募した募集は22卒対象でした.)

また,先述の記事において「本当にカオスでした」という表現がありましたが,実際どうなんだろう,どういった方向にどれくらいの改善の余地があるのだろうか,というあたりを実際に中で見てみたかったというのも理由として挙げられます.

その他,メルカリは無意識バイアスワークショップ研修資料を公開しているのですが,「こうなったらより素敵だな」という方向に社会全体が進めるように様々に取り組んでいることに個人的には感銘を受けていて,そういった組織の文化を肌で感じてみたかったというのも応募した理由の1つです.

インターンでの実際の取り組み

大きく分けて3つのフェーズがあったかなと思っています.最初の2日,次の数日,残りです.

最初の2日

入社直後は中途入社の方々も含めオリエンテーション・オンボーディングがありました.その中で文化やブランド理解のための時間が多く,驚くと同時にそういった点を重視している会社なのだなと理解を深めることになりました.メンターと一緒に参加するものもあり,新入社員がスムーズに業務に入れるような配慮を感じられたのも良かったです.

次の数日

メンターさんの業務を一部切り出してもらい,その部分をこなすお手伝いタスクを行いました.今回私が行ったのは,現在走っている施策の効果をモニターするためのダッシュボード作成です. このタスクで一部ではありますがメルカリのデータに慣れ,SQLのリハビリもできました.作成したダッシュボードはRecommendationチームのみなさんからフィードバックを頂いて改善し, 現在もチームで活用していただいているようです.同じ軽めタスクでもその成果物がインターン後も活用される方が良いなと思うので個人的には嬉しいタスク設計でした.

残り

残りの日程で今回のメインタスクに取り組みました.メインタスクは「あるコンポーネントの分析と施策提案をしてほしい」でした.背景については共有していただきましたが,どういう調査や分析を行い提案まで繋げるか,つまり全般的にどう進めるかはインターン生である私に任せられていた,という形になります.(もちろんメンターさんにはたくさん壁打ちに付き合っていただきました.)私は普段はほとんどメルカリを使ってはいなかったことから正直メルカリの理解が深いとは言えなかったので大丈夫かなーという不安はありつつのスタートでした.

実際に行ったことも大まかには3つに分けられるかなと思います.方向性の確認,現状把握,分析実行と提案整理の3つです.

方向性の確認

ここで方向性というのは,会社がメルカリというサービスをこれからどうしていこうとしているのか,です.どういう未来図を描いていて,その未来へどういう戦略で到達しようとしているのかを知ることで,戦術に相当するところの分析が戦略とチグハグになるのを防げると考えておりそうするに至りました.具体的には,決算資料であったり社内のこれからのロードマップなどを確認していました.

現状把握

先に述べた通り私自身はメルカリを日常的には使っていなかったので,その分多面的にプロダクトを観察することでより正確な現状把握を試みました. 具体的には,

  • 自分のメルカリアプリをいろいろと触ってみて,当該コンポーネントの様子を見た.
    興味あるキーワードで検索したりいいねしたり,ちょうど不要品があったので出品してみたりもしました.
  • 利用している知り合いに聞いてみた.
    幸いにもメルカリを普段使いしている知り合いが数名いたので,軽くヒアリングして実際のユーザーがどう感じているかの理解に努めました.
  • 当該コンポーネント関連の過去分析事例を調べた.
    これまでにどのような分析が行われ,どういった知見が得られ,現在に至っているのかを調査しました.この調査によりただ現状のプロダクトを眺めているだけでは得られない知見を獲得することができたと思います.
  • 当該箇所の実装コードを読んでみた.
    データアナリストのインターンでももちろん会社のリポジトリを閲覧する権限は頂けるので,当該箇所がどのように実装されているのかコードを読んでいました.コードを読んだことで自身がアプリを触ってみた時の変化の仕組みが理解できたほか,施策提案の際に実装をどう変更するか,そのコストはどの程度になりそうか,まで把握することができました.
  • 生のログデータを見てみた.
    クエリを叩いて実際のユーザーがどのように行動していたのかを見てみました.平均等の集約処理をした結果だけでなく,あるユーザーの行動に着目したログも見ていたので,メルカリがどう使われているかについてより理解を深められたかなと思います.
  • アンケートから課題を洗い出してみた.
    過去に行われたアンケートから,現在のメルカリの課題点はどこにあるのか検討しました.他の方法では得られない"メルカリのイメージ"を掴むのに大変役立ちました.
分析の実施と施策提案

具体的には,まず先述の現状把握で得た知見を整理し,次に関連しそうな論文を探して読むことなども行って,分析する前にいくつか仮説を立て,それに基づき分析案やラフな提案をまとめました.そして,この段階でRecommendationチームのエンジニアの方々からフィードバックをもらっています.それを踏まえた上で,今回の分析と施策提案の着地点を練り直し,分析計画をブラッシュアップした上で分析を5つほど実施しました.

それから分析結果を踏まえて提案施策を検討しまとめましたが,この際に単に"こうしましょう"と提示するだけでなく,具体的に現行アルゴリズムのどの部分をどう変えるか,その変更が入った場合にどのような変化がユーザー側に現れるかの例示,実際に実装されABテストを走らせる場合にどの指標を見るべきかどの指標は気にしないで良いかといった点を整理し共有しました.実際に期間中にABテストを走らせてはいないのですが,自身の取り組みがインターン後に実際に何らかの形で活用されプロダクトの改善に活かしてもらうため,より建設的な議論ができるように必要な工程に取り組んだつもりです.

全体を通しての感想

"実際に自分が入社したらどんな仕事をするのかな"といった点を非常に良く感じられるインターンとなり,充実していたなーというのがまず感じたことでした.メインタスクが実際の業務そのものであったことももちろんですが,Analytics / Recommendationの定例の2つともに参加できたので,実際に入社したとしたら一緒に働くであろう人たちがどんなことにどう取り組んでいるのか理解できたのも良かったです.

また,メンターさんマネージャーさんと適度にコミュニケーションが取れ円滑に進められたのも充実感に繋がったと思います.インターン中に何度か病院に行ったのですが,体調最優先でというのを開始前から伝えられていたのでその辺りも不安なくインターン業務を進めることができました.

あと,定期的にインターン交流ランチ / ディナー(オンライン)があったのも個人的には良かったです.やっぱりこのご時世なかなか物理的には会いにくい中で,同時期にインターンに来ている方々と交流する機会を積極的に設けていただいたのはありがたい気持ちがありました.

それから,参加した経緯に記した「カオスさは実際どんなものなのか」「どういった方向にどれくらいの改善の余地があるのだろうか」という点についても,インターンで関わった範囲で肌感を得られたかなと感じています.カオスさについては,これまでにもたくさん良い取り組みは行われているものの,システマチックにそれらを行うための仕組みづくり(メンターさんが以前発表されたExperiment Design Docはその素敵な取り組みの1つだと思っています)が発展途上なのかなと感じました.また,現状でも十分素晴らしいプロダクト・サービスだとは思いますが,人々の生活を豊かにしてくれる社会インフラとなるにはまだまだ伸び代はあって,その実現に取り組むことはきっとやりがいのあるチャレンジになるだろうなという気持ちを抱きました.

終わりに

とても実りあるインターンでした.メンターさんを壁打ち相手 / ガイドさんとして活用し主体的にあれこれ進められる方なら,きっと楽しくまた実りあるひとときにできるインターンかなと思いました.
本記事で興味を持たれた方がいらっしゃいましたら,今後募集があった際には是非応募してみると良いと思います.

2020年振り返り

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年始に撮った写真

こんにちは,@kuri8iveです.
今年はネタがあまりないのですが整理のため書きます.

研究

端的に言って上手く進められませんでした.
今年の辛さの大部分はここに集約されるなと感じています.
指導教員には非常に熱心に手助けしてもらっているにも関わらず,
自身の諸々の資質不足で投稿にすら持ち込めず申し訳なさの気持ちが強くあります.
もっと日常的に力をつけていかないと先はないなと思いました.

インターン

Gunosyと日本マイクロソフトの2社にお邪魔しました.

Gunosy
以前参加記録を投稿しましたがGunosyではリサーチインターンを経験しました.

kuri8ive.hatenablog.com

人工知能学会での発表では,リモートの影響からか全体としては質問があまり出ない中,
何人かの方から質問を頂けたのもありまずまず良かったです.

日本マイクロソフト
夏休みには日本マイクロソフトにお邪魔し,
CSA (Cloud Solution Architect) のインターンを経験しました.(NDAの都合参加記録はなし)

careers.microsoft.com

これまではいわゆるWeb系,C向けビジネスの企業にお邪魔することが多かったので,
B向けビジネスの現場でその実際を垣間見ることができ,こちらも良い経験となりました.
また,このインターンでは参加者同士の交流の場が設けられ
オンラインで活発なやりとりがあったので,
昨今の情勢を考えると気持ち的に非常に救われました.

進路

M1の冬になりましたがまだ決めていないです.
元々の性格によるところも大いにあると思いますが,
やりたい/興味あることが絞り切れていないのが1つ大きいかなと感じています.
進学に関しては主に博士後期課程経験者の方々に相談に乗っていただくことができ,
考慮すべきポイントはある程度は把握できていると感じているので,
あとは自分の性格や志向を踏まえてやりたい/興味あることに優先順位をつけ,
最後はえいやで決めるしかないなと思っているところです.
なるべく早めにクリアにしたい気持ちはあります.

今はこの本を参考にしつつ色々書き出しています.

その他

行動記録
昨年秋からカレンダーにほぼ毎日行動記録をつけ始めたのですが,
珍しく1年以上続き習慣化することができました.
研究,授業など大まかなくくりではありますが,可視化するだけでも分かることがあり
良い習慣が身につけられたかなと思っています.
誰かが既にやっていそうですが,
Google Apps Script等で集約して可視化するとさらに良さそうな気がしています.

読書
本を全然読んでないなと思ったので,
多くはないですが読書の時間を確保するようにしました.
今はやはり研究や進路に関連するものが中心ではありますが,
それ以外のいろんな本も読んでいきたいなというところです.

今後

2021年はこの辺を頑張っていきたいです.

  • 修論,またその内容での論文投稿
  • 取扱説明書が作れるくらい自身の理解を深める
  • 知識,思っていることなどをなるべく頭で保持せず文書等に移転する
  • 重要ではあるが急ぎではないことに取り組む時間を日常的に確保する
  • 上手くいかなくてもポジティブな点を見出して不必要に自尊心を削らない
  • 進路をどうするにせよ,TOEFL iBT 100
  • 下の兄弟の進路に何か良いヒントをもたらす

昨年もですが,今年もまた様々な方に色々な面で助けていただき,
本当にお世話になりました.
来年はもう少し私が周りを助けられるように精進したいです.