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仮面ライダーになりたい。

LINEにデータサイエンティストとして新卒入社して3ヶ月、楽しいと感じる理由を書き出してみる

こんにちは、@kuri8iveです。読み方は「クリエイティブ」です。特に創造性が豊かではないです。

2022年4月にLINEにデータサイエンティストとして入社して、無事試用期間を生き延びたので振り返りを書いてみようという次第です。まだよちよち歩きですが、よちよち歩きの今の心情は今しか書き留められないと思うので。

入社からの3ヶ月は、1ヶ月弱が全体研修、1ヶ月強が技術職研修、1ヶ月が配属先でのお仕事という配分です。また、今のところ楽しめているのでなんでそう感じるんだろうといいうのを書き出した内容になります。

全体研修が楽しかった

入社してしばらくは全職種の新卒で研修がありました。まずこれが楽しかったです。日報に書いてる所感を拾ってみると、

  • 「マナー研修、学生の頃はめっちゃ虚無なのかなと思ってたけど思ってたより全然悪いものじゃなかった。人生のどこかで通過した方がいいものだろうし、通過するなら今だろうし、良い経験になったと思う。同期グループで話す時間が割とあって、ずっと聞いてるだけじゃなかったのが良かったのかも。」
  • 「書き方講座、伝え方研修、実践的でめっちゃよかった。定期的に見返すなどして身につけたいことがいっぱい。」
  • 「技術講義もよかった。弊社の新卒研修、自分は割と満足しているなー。実際の仕事の場面を踏まえてやるものが多いと思うし、年々改善されてるんだろうなというのが感じられる。ナイスですね。」

最後のハッカソンは開発ほぼ未経験者だったのでかなり不安だったんですが、技術面での要求がキツくなかったので意外と戦力になることもでき、なにより営業職・企画職の同期ともワイワイできたのが良かったです。

  • 「とにかくずっとワイワイ楽しくやれたのがめちゃ良かった。お互いのことを尊重しつつ、職種の垣根を越えて取り組めたし、良いチームだった。」

技術職研修も楽しかった

4月下旬頃から5月末まで技術職としての研修がありまして、これも楽しかったです。最初に技術職向けの部署説明会があり、読みやすいコードの書き方研修(※データサイエンティスト職は参加任意)があったのち、1ヶ月ほどAndroidアプリ開発を行うという流れです。(以下、4年前の記事ですが概ね流れは同じなので参考のため貼っておきます。)

engineering.linecorp.com

開発ほぼ未経験ゆえ当然のようにAndroidアプリ開発は全くの無知で、Android Basics in Kotlinで勉強したり詳しい同期に質問投げまくったり、ひいこら言いながらなんとか頑張っていました。

後半はクライアント側の実装からは離れてアーニャ機能をメインで担当したため、これまでの研究生活で得た知見を活かすことができ炭治郎さんもニッコリしてくれました。

業務と全然関係はないのですが、こういう機会でもないとソフトウェアエンジニアがどんな感じで仕事してるか見当がつかないままだと思いますし、大変だったとはいえ良い経験になったなーと感じました。アプリ開発の各タスクにどういう難しさがありそうか、以前よりは想像できるようになったはず。

先ほどの全体研修も含め、人事の方々の頑張りを感じる新卒研修でした。

配属先の先輩方・上司とウマが合う

6月に入って部署に配属され、私はAd Data Scienceチーム所属になりました。

engineering.linecorp.com

仕事が楽しいかどうかは、職場、特に日常的に接する数人の影響が大きいと思っていて、運がいいことに配属先の先輩方・上司とすごくウマが合うなと感じています。

こういう風になりたい!とか、これはこういう理由からこのように変更するのがより適切だと思います!とか、主張が比較的あるタイプの人間だと自認しているのですが、上司はそれを実現するために必要な道のりや優先順位の付け方などをいい感じに助言してくださっています。それを受けて週次目標を修正するなどして具体的に行動に反映できているので、一人で何もかも頑張る場合よりも目標達成に近づけている実感があります。

また、"言語化の鬼"と二つ名をつけられるくらいにはSlackやWikiにひたすら頭の中身を書き出しているのですが、困りごとを書くとすぐコメントやアドバイスを頂けていることにもありがてぇ〜〜〜となっています。雑談も活発で、ワイワイしつつもしっかり仕事には取り組む雰囲気がかなりいいです。めちゃいいです。

やりたい!と声を上げて動けば自由にやらせてもらえている

担当サービスの抱える課題や自分の興味を踏まえて「こういうことがやりたい!」と主張したり進めていたりするのですが、びっくりするほど自由にやらせてもらえています。「止まるんじゃねぇぞ…」って幻聴が聞こえます。もちろんまだ配属してから日が浅くプロジェクトをいっぱい抱えているわけではない、という状況は十分加味する必要はありますが、基本的に声あげて主体的に動くことは推奨されている文化なのかなーというのが体感です。

先日も、他サービス担当の方がお困り投稿していたところに「こういうのありますよー」と情報提供したのがきっかけで部署の勉強会で発表することになりました。会社の色々なサービス担当の方のお役に立てるテーマかも?と思い勝手にシリーズ物を始めたのですが、特に止められていません。発表後も「うちのサービスに応用するとしたらこの辺はどう実現するか?」という話題でちょっと盛り上がったりしていて、たぶんこのスタイルでいいんだろうなーと思ってこれからもガンガン行きたい気持ちがあります。

失敗を活かせている

以下の記事内の「どうすればよかったか」を習慣化できていて、改善できている気がするので楽しいです。具体的には、2つ前に書いたように週次目標のように比較的短期の目標を長期のものとは別に設定したり、予定をある程度ブロックしたりしています。ただまぁこれは会社関係ないですね…笑

kuri8ive.hatenablog.com

役に立っている実感がある

インターンにはいくつか参加させていただけましたが特に目立った成果を残していないですし、大学院にいたっては研究成果を全く残せなかったので、私の存在意義とは…?となるようなレベルでした。が、勉強会の件もそうですし、私が調べた情報ベースでのアイデアでプロジェクト進めてみようかとなっていたり、ぺーぺーの新卒でも役に立っている気がする場面が時々あって、こんなに嬉しいことはないです。

勉強すること考えることがてんこ盛り

LINEの各プロダクトはこれまで様々に改善されてきましたが、まだまだたくさん改善の余地が残っています。なので、どこをどう改善するか考えることは山のようにあり、それに伴って勉強すべきことも盛りだくさんなのですが、考えたり勉強したりアイデア出してみたり議論したりすることが非常に楽しいです。楽しいので他の趣味に割く時間が減ってます。買ったばかりのバイクどうしましょう。でも楽しいのでOKです。早く半人前を脱したいという焦りもないわけではないのですが、総合的には分析なり広告なりの勉強をしたり考えたりするのが楽しくてやってしまうというのが大きいですね。

おわりに

タイミングが合わず内定者バイト等に参加することができなかったため、入社を決めた時は不安もかなりあったのですが、結果として楽しく仕事ができている幸運に感謝することしかできません。とはいえ、まだ半人前もいいところなのになに呑気なこと言ってるのって感じではあるので、たくさん学び力をつけ、自分の力でユーザー体験向上や収益改善を実現できるように精進していきたいです。