kuri8iveにいきてこ。

仮面ライダーになりたい。

【主に16以降のcoins向け】弊研究室ってどうなの

時が経つのは早いもので、もう研究室配属の時期ですね…。
これからcoins16生は希望先を決めていくことかと思います。そこで、研究室選びの参考にしてもらえればと思い、弊研究室で半年ほど過ごしてみて思ったことを記します。

あくまで私個人の感想であること、2〜3年後以降はメンバーの変更等で情報の正確性を保証できないこと、その辺は予めご了承ください。

研究室概要

私が所属する研究室はこちらです。

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KDE (Kitagawa and Amagasa Data Engineering) LAB

名前の通り、データ工学に関する研究室です。データ工学と一口にいっても、その言葉の指す範囲は広く、画像系の研究から信号処理系、グラフ系からソフトウェア工学系まで様々な研究がされています。

また、coinsの研究室の中でもトップクラスに規模の大きい研究室であり、現時点で教授2名+助教3名の先生方が在籍しています。

なんでそこにしたの

データ活用の研究をしてみたかった

coinsは学類の性質上、理論や技術そのものに関する研究も多く存在します。私は卒研配属時点ではどちらかというと応用寄りの研究をしてみたいと思っていました。中でも、推薦に興味がありました。

一番迷っていたところとしては、佐久間先生のMDL。

Jun Sakuma, Machine Learning/Data Mining Lab, Computer Science Dept., University of Tsukuba

3年秋学期の佐久間先生の推薦アルゴリズムの実験をとっていたこともあり、最後まで迷っていました。こちらはどちらかというと、プライバシー保護/セキュリティーに重きがあるかなというのが決め手になりました。

規模の大きいところが良かった

研究室には先生1人学生数人という小規模なところもあります。一概にどっちが良い悪いというわけではないですが、私個人としては人が多くいて賑やかな方が楽しく、そしてつらい時も気が紛れるかなという理由から大きい研究室を探していました。(もし誰かと仲悪くなっても人数多ければ致命傷にはならないですしね…笑)

雰囲気

研究室説明会の時の雰囲気が良かったです。穏やか。少なくとも1年間は先輩方と一緒に過ごすので、雰囲気が合うかどうかは結構重要かなと思っています。弊研究室には知っている先輩がいて直接聞けたのもラッキーでした。お菓子と飲み物もらえた。

良いとこ

雰囲気が穏やか

説明会の時に感じた穏やかさは間違いではなかったです。穏やかラボ。休憩がてらUNOしたりサッカーボール蹴りに出たりもしてます。(居心地がいいのですっかりラボ畜になってしまいました。)

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↑研究室内でピザ食べながらLT会。

論文いっぱい書く

他の研究室と比較したことはないのであってるかは分からないのですが、比較的書く方なんじゃないかと思われます。よく先輩方国内外へ発表に行かれてますし。おー!と思ったこととして、2017年度で修士を卒業された4名の先輩全員が業績上位の学生に与えられる専攻長表彰、さらに奨学金を借りいていた3名全員が奨学金返済免除を勝ち取ったそうです。すごいなぁ。最近普段お世話になっている博士課程の先輩が学振通してました。(めでたい)

勉強になる

弊研究室のボスはデータ工学界では重鎮らしく知識がめちゃくちゃ豊富です。なのでゼミで穴のある説明をするとマサカリが飛んできます。先生方はボスの他に4人いるので、議論になった時は多様な面からの意見を聞けてすごく勉強になります。ゼミ合宿での着手発表では自分の研究について5名の視点からツッコミ/アドバイスいただけました。また、そもそも様々な研究がなされているので、他の学生の発表から他の分野の勉強もできます。お得ですね。

それと、日頃から先輩と研究について議論してもらったり色々と学ぶことが多く、卒論の謝辞にめちゃくちゃ本気でお礼書こうって思ってます。

微妙なとこ

研究室配属後に指導教員が決まる

先生5人に学生6人、誰が誰の担当になるかは配属確定時点では決まりません。後日それを決めるための面接(といってもやってみたいこととか話すめっちゃフランクなもの)があって、そこで決まります。なので、同期の希望によっては、自分が当初イメージしてたどんぴしゃの研究にならない可能性があります。(というか私がそれ。)

やりたくない研究させられることはないと思うので、そこは安心して良いかと思います。

化け物はいない

ほら、化け物っているじゃないですか。一体どんな人生歩んできたの、みたいな。そういう類の化け物はいないかなって思います。先輩方は人間の範疇ではあるかなと。

研究分野がバラバラ

多くの研究室では、同期や先輩も同じ分野の研究をしていることが多いでしょうから、当然話題も共通してくると思います。しかし弊研究室では様々な研究がなされている以上、自分と同じ分野を研究している方がたくさんいるという状況にはなりません。メリットとデメリットは表裏一体ですね。

研究室選びでやると良いこと

  • 指導教員の指導スタイルやゼミの頻度などを聞く
  • 先生や先輩に直接聞く
  • 「ぶっちゃけどうですか」って本音を聞く
  • 他の研究室に関して良い話悪い話を知っていれば聞く
  • 先輩がかつて迷ってたとこがあるとしたら現研究室に決めた理由を聞く
  • 研究室HPやGoogle Scholarでちゃんと論文書くラボか調べる
  • 学部就職希望勢は過去学部就職した先輩がいるか聞く
  • 先生方がどういう学生を求めているか聞く
  • もし「こういう研究してみたい」というアイデアがあるなら、それが研究として成り立ちそうか聞く
  • 計算機資源や書籍購入などについて聞く
  • 学生が自分の研究に楽しさを感じられているか聞く

ほんとは博論/修論/卒論発表会を見た後に研究室決められるといいんだろうなぁと。

おわりに

配属希望提出期間は心理戦になって辛いですが乗り切りましょう。

おまけ

研究室の先輩とよくラーメンに行っています。車があるといろんなとこに行けて最高ですね。

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その先輩は来年も確実にいるので、ちょっと遠めのラーメン屋さんに行きたければ弊研究室へどうぞ🍜